こんにちは、今回は道路の交差点で起こる渋滞について解説したいと思います。交差点では赤信号により一時的に止まる必要がありますよね。そのため赤時間の間はある程度通行車両が列になって待つことになります。それが青時間になると全て通行できれば問題はないのですが、何らかの原因により青時間でも待つ必要があったりで通行阻害が生じ、1回の青信号では通過しきれずに、次々と車両が来て滞留する車の数が多くなり渋滞することになります。
では、どうしてそんなに待つ必要があるのか、その原因や対応について解説したいと思います。
渋滞の原因となる交差点の通行を阻害する原因は次のようなものがあります。
①対向車線の直進・左折車両過多により自車の右折が困難。
対向する車線の直進または左折車両が多く、自車が右折できない状況です。これが渋滞の原因では多いのではないかと思っています。

②右折車線長が短い
右折車線長が短く右折車線に行く手前の直進車線で滞留しつづけており右折のタイミングを逃してしまいます。対向車線にはみ出して右折車線へ行きたくなって事故の元になりそうになりますね。これも渋滞の原因として多いのではないかと思います。

③歩行者の横断待ち時間が長い
歩行者の横断が多く車両の左折・右折待ちが起きています。左折・右折車線長が短いと直進車線も通行阻害を受けてしまいますね。

④脇道からの進入による阻害
交差点手前にて信号待ちで滞留している主道路へ取付道路(脇道)から進入しようとする車両の通行阻害が考えられます。取付道路から進入車両へ通行をゆずるタイミングが青信号の場合では主道路の通行も阻害されます。また、主道路から取り付け道路へ進入する車両により通行速度が低下することも考えられますね。

交差点での渋滞を緩和させるためには以下のような対策が一般的に有効です。
①信号現示を変更する。
信号現示とは交通信号の各色とその点灯時間の設定を言います。
交差する道路の各方面の「青」「黄」「青矢」「赤」の信号時間を変更して通行できる時間を秒刻みで修正します。私の経験では、この修正だけで渋滞が解消した交差点がありました。元々の信号現示の設定がよくなかったのでしょう。
詳細な設計では各方面の全ての車線の出入りや歩行者の交通量調査を行って検討します。
検討の1つには、その交差点の車線ごとに計算ができる「飽和交通量」や、調査を基に設定する「計画交通量」から「交差点全体の需要率」を算定し需要の度合いを判定します。
2つ目は「信号各色の時間」から車線ごとの「可能交通容量」を算定して「計画交通量」と比較して過不足を判定します。
これらは、計算ソフトを使えば、信号時間を変更することで即時に検討ができ、信号時間を変化させて最適な信号現示を検討することができます。
②右折や左折車線長を伸ばすなどの交差点改良を行う。
右折や左折車線長は交通量調査を行って通行する台数を確認してからその台数が滞留できるために必要な長さを確保することになります。
交差点を設置した当初は右左折する台数は不明であったりするので、最小長である30mをとりあえず設置することがあります。供用後に使用してから渋滞の発生により不足があることが初めて分かることになりますね。交通量調査で必要な車線長を設置すれば渋滞解消にかなり役立つと思います。
ただし、車線長を確保すると用地の取得の必要性が生じるためそのコストが必要になったり、用地買収がうまく進まなかったりして、改良には長期に及ぶ可能性がありますね。
③その他
その他として「他のルートを選定する」ことが考えられますが恐らく遠回りとなって早くなることは考えられないように思いますね。バイパス道路を新設することは良いとは思います。また「他の交通手段を選定する」が考えられます。LRTなどの鉄道系では渋滞は関係ないと思われます。
交差点での渋滞について原因と対策について解説しました。最近では交差点に限ったことではありませんが、中央線の位置が変わる道路「リバーシブルレーン」を行うこともあるようです。時間帯によって往復のどちら一方の交通量が多い場合は良いようですね。
また、これからの技術としてAIにより渋滞状況を予測し信号現示を調整するような技術も開発され実用化されようとしているようです。
以上、交差点での渋滞を解説しました。読んでいただきありがとうございました。



