こんにちは、技師Kです。今回は土木的視点から川でのレジャーでの注意点を書きたいと思います。
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降雨では特にゲリラ豪雨に気を付けましょう。ゲリラ豪雨では、急激に水位が上がります。また川幅が狭くなっているところでは特に顕著になります。対策には常に気象状況をスマートフォンでチェックし、大雨注意報・警報の発表やレーダーの雨雲の位置をよく見て、自分がいる箇所の上流側で降雨があるときは避難を考えましょう。スマートフォンの電波が届かない場合には、暗雲を感じて意識を強め、雨の降り始め、雷音、強風などを感じたら早めに避難しましょう。
その場合の避難先として河原に止めた車などに避難をしてはいけません。河原は川の中で水が上がってくる可能性があります。かならず川から完全に出た堤防や護岸よりも川の反対側の一般道路へ出て避難しましょう。
上流にダムがある河川ではダムは降雨がとても多くなると放流しますし、そのようなときは下流も雨が降っている可能性が高く、恐らく川遊びもしていられないと思いますが、近年では、事前放流といって大規模な降雨が予測されると降雨前にダムの水を放流して空き容量を確保する場合があります。その際には水位上昇が予想されるので事前にダム管理者や地元自治体の情報を確認し、その指示に従いましょう。水位の上昇速度はゲリラ豪雨ほどではありませんが、川幅が狭い箇所では周辺より水位上場が早いので注意が必要です。
砂防堰堤をご存じでしょうか。砂防堰堤は河川をダムのようにさえぎっていて水ではなく土砂をせき止めて土砂が一気に流下するのを防ぐものです。砂防堰堤の水が通る部分には落差があり滝のようになっています。そこに流されると大けがではすみません。また夏場では水量が非常に小さく水深が浅くなり凸凹の川底ではなく堰堤のコンクリート直上を歩くことで滑って転落する危険があります。砂防堰堤の位置を事前に把握することや、直上に乗らないようにしましょう。
堰は水を貯めて取水に用いられることが多く取水口付近は流れが速く危険ですので近づかないようにしましょう。
また、落差工と言われるような堰に似たようなもので、川幅いっぱいに水が流れ落ちているところも流れ落ちた下の水深が深くなっていますので注意が必要です。
その他に砂防堰堤は滝もそうですが落水音により上流ダムの放流警報サイレンの音が聞こえにくいので注意しましょう。
その他として一般的なことですが、川には淵など水深が深い場所がありそこで溺れることがあります。また、釣りなどで集中していると中州に取り残されることもあります。
川でのレジャーは事前に気象予測情報や河川・ダム管理者の提供情報、既存の施設の配置、川の深み、流れなどを把握する必要があると思います。川は常に危険と隣り合わせですね。 それらに注意してライフジャケットなども使いながら危険を回避してレジャーを楽しむと良いと思います。
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